みなさん、こんにちは!
名古屋市瑞穂区弥富通のオオヤ歯科医院です。
6月に入り寒暖差のある日が続いていますが、体調を崩さぬよう気を付けて下さい^^
さて、今日は糖尿病と歯周病の関係性についてお話させて頂きます。
糖尿病は網膜症や心筋梗塞、動脈硬化など様々な合併症を引き起こす「万病のもと」ですが、最近では歯周病が糖尿病の「第6の合併症」と考えられています。
糖尿病の患者さんは歯周病になりやすく、歯周病になると治療が難しくなります。また一方で、歯周病になると血糖のコントロールが悪くなるともいわれています。
歯周病の原因は、不適切な歯磨きによって歯周ポケットにたまった歯垢や歯石などの細菌のかたまりです。
糖尿病の患者さんは、高血糖状態が続くことによって歯周病菌による炎症を起こしやすくなり、細胞同士の伝達役のサイトカインの働きによって歯を支える骨が破壊される「骨吸収」が進みます。
逆に、歯周病があるとサイトカインが歯肉の毛細血管から血流にのって全身に運ばれ、インスリンのはたらきを悪くします。