皆さんこんにちは!瑞穂区弥富通のオオヤ歯科医院です!
今回は、歯茎について簡単にお話させていただこうと思います。
歯茎は、年齢とともに少しづつ下がっていきます。歯茎がさがってくると、歯と歯の間に食べ物が挟まりやすくなったり、歯茎がさがり、歯の根っこ(歯根)が露出して、その部分が虫歯になりやすかったりと、様々な支障が出ることがあります。
しかし、年齢の割に自分は歯茎が下がりすぎているのでは?と感じている方へ、歯茎が下がる原因について、お伝えします!
まず、代表的なものは歯周病です。歯周病は歯茎の病気で、歯を支えている骨を溶かし、歯茎も一緒に下がり、最終的には支えがなくなってグラグラになり、歯を抜くという結末を迎えます。これはお口の中の清掃不良や定期健診に行かず、歯石をそのまま長く放置することで起こりやすくなってしまいます。歯周病は歯ブラシを適切に行い、定期健診で専門的なお口のクリーニングを行うことで、改善されます。
しかし、歯ブラシもばっちり、定期健診にも通っている、それなのに歯茎が下がって歯の根元が露出している方もいます。その原因として考えられるのは2つあります。
1つは、歯ブラシをやりすぎていること。
歯ブラシのやりすぎは、歯茎を傷つけ、その結果歯茎を下げてしまっています。念入りにやりすぎるのもよくないということです。あとは、歯ブラシの強さ(歯ブラシ圧)が強すぎている、硬い歯ブラシ+研磨剤が多く配合されている歯磨き粉を使用して削ってしまっていることもあります。「硬い歯ブラシの方が磨けている感じがする!!」その気持ちはものすごくわかります!しかし、その日1日の汚れは柔らかい歯ブラシで夜しっかり磨けば十分に取ることができます!また、「ステイン除去」をメインとしているものを毎日使うとさらに歯茎が下がりやすく、根元が露出しやすいですので、着色が気にならない時は、ほかの歯磨き粉を使用することをおすすめします!
2つ目は、歯の食いしばり、歯ぎしりをしていること。
例えば、夜寝ている間にギリギリと歯ぎしりをしていて、朝起きるとなぜか顎が疲れている。また、日中に料理をしたり、パソコンで仕事をしたり、書き物をしたりと、何か一つに集中していると無意識に歯を食いしばっている。これらが原因で歯茎が下がります。夜歯ぎしりをしているのであれば、寝ている時に「マウスピース」を作ってつけてみたり、日中の食いしばりは、「自分は何かに集中している時に食いしばっていないだろうか」と意識をしてみてください。
以上の二つが原因で歯茎が下がっている人は割と多くいます。根元は普通の歯の部分より、虫歯になりやすいですし、知覚過敏も起こしやすいので、虫歯や歯周病以外でも歯にはこういうことが起こるんだ!と思っていただけたらと思います!!