みなさんこんにちは!名古屋市瑞穂区彌富通のオオヤ歯科医院です!
今日は指しゃぶりについて少しお話しようと思います!
お子さんがいらっしゃる方で気になることの一つである「指しゃぶり」ですが、なぜ長期間にわたってやってはいけないでしょうか?
指しゃぶりは、指を上の前歯にあて、舌で吸い上げるように行っています。従って、上の前歯にだけ上へ上へ押し上げる力が働き、歯並びに影響がではじめ、いわゆる出っ歯や奥歯は噛めるのに、前歯は噛めていない「開咬」という噛み合わせになってしまいます。
では、今すぐにやめせるべきなのか!というところですが、そうではありません。
指しゃぶりを行う原因として、手持ち無沙汰になっている時間や心細い時など気持ちの面が問題になっている場合と様々です。例えば、寝る時に指しゃぶりをしていれば、寝る時間がその子にとってはさみしい時間なのかもしれません。幼稚園でしている場合は、なかなかすぐに馴染めず、心細いのかもしれません。
大体の子供は、幼稚園や小学校に通いだすと、指しゃぶりより遊ぶ方が楽しかったり、他の子がやっていないことに気づき自然にやめることが多いです。
「指しゃぶりは減ったけど、お家ではしている・・」そんな時は、いつ指しゃぶりをしているかをまずは見てあげてください。
寝ている時にしているならば、眠りにつくまで、手を握ってあげてください。日中ふと気が付くとやっている時は、なぜやってはいけないのかをしっかり説明してあげましょう。今は指にキャップのような物をはめて、口に入れると苦いため、指しゃぶりをやめるというグッズなどが売られていますが、無理やり辞めさせると、精神的なストレスになってしまうこともあります。
4歳くらいの年齢になれば、話の内容は理解できます。「指しゃぶりをすると歯がガタガタになって、きれいに歯が生えてこないよ?」「手のひらにはたくさんバイ菌がついているから、口にいれると体の中にばい菌が入って風邪をひいてしまうよ?」とどうしてやってはいけないのかを面と向かってしっかりと会話をしましょう。1回だけではなかなかやめられません。大人も同じですが、無意識に習慣になってしまっていることを1回注意したから治せる人は少ないと思います。ですので、何度も、しっかりと怒鳴らずに、会話をしてあげてください!
指しゃぶりはほとんどが時間が解決してくれます。大きく考えすぎて、親御さんがストレスになってしまわないように、楽に考えましょう!どうしても気になる時は、一度歯医者で相談し、話を聞いてもらうこともいいかもしれません!