皆さんこんにちは!名古屋市瑞穂区彌富通のオオヤ歯科医院です!
さて、今回は「知覚過敏」についてお話しようと思います!
「知覚過敏」とは、皆さん耳にしたことがあると思いますが、冷たいものを食べると歯がキーンとしみたり、ひどくなると、常温のお水でもしみたりしてしまう症状です。虫歯の痛みとは違って、その瞬間は痛みが走りますが、10秒程ですぐに痛みが落ち着くものが知覚過敏です。
原因は、食いしばり、歯ぎしり、歯ブラシ圧が強くて歯や歯茎を傷つけている、年齢による歯肉の退縮などがあげられます。
歯は、1層目「エナメル質」と2層目「象牙質」の2層構造になっています。上記などが原因となり、2層目の象牙質が露出することで知覚過敏が起こりやすくなります。象牙質には、”象牙細管”という目には見えない細い管が通っています。その管を通じて内部の神経(歯髄)に伝わり、神経が刺激されて知覚過敏が起こります。
症状をよくするためには、露出してしまった象牙細管を塞ぐ必要があります。歯の根元が大きく露出してしまっていて、症状がひどい場合はその部分を接着剤などを使ってコーティングしていきます。
まだ、症状が軽い方は、知覚過敏に効く歯磨き粉を使用しましょう。知覚過敏に効く歯磨き粉の成分は「乳酸アルミニウム」と「硝酸カリウム」です。この2つの成分は象牙細管に蓋をしてくれるので神経に刺激が伝わりにくくなります。一番有名な知覚過敏用歯磨き粉は、おそらく「シュミテクト」です。
今使用しているものにもこの2つの成分どちらが入っていれば、効果が期待できるかと思います。ただし、即効性があるわけではありませんので、毎日継続して使用することで効果が得られます。一番症状が強い部分から磨きはじめ、出来るだけ長く歯磨き粉の成分を歯に浸透させてください。一番いい方法は、磨いた後2分程そのままの状態にし、2分経ったらうがいをするようにしてください!しっかり成分が歯に届くようにするための方法です!
歯磨き粉に関しては効きやすい、効きにくいと個人差がありますので、歯磨き粉を使用しても症状が治まらない場合は、歯科へ行き、コーティングをしてもらうといいと思います!
また、根本的に自分は歯ぎしりや食いしばり、歯ブラシが強すぎるなど、何が原因で知覚過敏が起こっているのかを知るために歯科へ足を運び、生活習慣を変えることも大切かと思います!