名古屋市瑞穂区弥富通のオオヤ歯科医院の大矢浩登です。
予防管理型歯科という体制をとる院長である、私の想いについて書かせて頂きます。
歯科医師になり20年以上経ち、ある事に気付きつつありました。
それは明らかに、定期検診に来院されている方とほぼ治療以外に来院されない患者さんとでは、
長期的に虫歯の数や喪失する歯の数に違いがある事です。
そのような考えや疑念を持っていると、ある予防歯科で著名な先生の講演を聞いた時に
ハッ!と我に返りました。
それは歯科界でノーベル賞があるなら、この論文だろうと言われている
karlstad model program
これはある複数の患者さんを同じ歯科衛生士が30年以上!!!に渡り
お口のメンテナンスを続けた結果、どの様な結果になったかと云う論文です。
30年以上!!の経過報告は本当に歯科界の歴史の中でも最長の報告と言われています。
結果は、、95%以上の患者さんが20本以上の歯を残す事に成功し
そして、残念ながら失った歯の原因は虫歯でも歯周病でも無く、、歯根破折、、、
ただ、この論文を元に、2007年のhugoson先生が更に衝撃的な論文を出しました。
定期検診に通う患者さんを大体二つに分けました。
①定期健診のみの人
②定期検診と共に毎日の歯磨きを欠かさない人
そして長期で見て行くと、、
定期検診を受けつつも、セルフケア、、日常のケアを怠っていない患者さんの
方が口腔内の健康状態が明らかに保てていたと云う事です。
これらの論文の衝撃を受けて、オオヤ歯科医院でも無料母子教室を行い、
幼児期の頃からのセルフケアの大切さをお話しさせて頂いたり、
また、定期検診の時に折をみて毎日清潔に保つ方法をアドバイスさせて頂いております。
どうかオオヤ歯科医院の予防管理型歯科への思いはここから由来しております。
ご理解の程、宜しくお願い致します。